アマニ
今日は、パンの材料でもある亜麻仁(アマニ)についてお話したいと思います。
英語ではフラックスシードと言います。
アマニはオメガ3系の脂肪酸であるα-リノレン酸を多く含みます。
重量の約4分の1がα-リノレン酸で、ゴマの120倍、食品の中でこれほど多く含むものはありません。
脂肪酸はその構造からオメガ3(n-3)系とオメガ6(n-6)系に分類され、n-3系脂肪酸にはα-リノレン酸のほか魚介類に多く含まれるDHAやEPAが知られています。
n-3、n-6系脂肪酸はエネルギー源として利用されるほか、n-3系は体の中でアレルギー反応を抑える物質に、逆にサフラワー油、コーン油、紅花油などのn-6系はアレルギー反応を促進させる物質に変換されます。
このバランスが崩れると体は不調をきたします。
戦後、食の欧米化に伴いn-6系脂肪酸の摂取量が増加し、n-6系過多になっています。
また、『日本人の食事摂取基準』のn-3、n-6系脂肪酸摂取の目標量によると、
18~49歳の成人男性はn-3系脂肪酸を1日あたり2.6g以上摂取することが目標とされています。
亜麻仁の場合、スプーン大さじ1杯(約10g)に相当します。
ごぼうの4倍もある食物繊維が老廃物や毒素を抽出・解毒するデトックス作用が見込め、加齢臭対策にも期待できます。
天然酵母Marchでは、「レーズン&アマニ」には1個あたり約10gのカナダ産のアマニが入っていますよ〜
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